【local time:現地時間】


●外国人とコミュニケーションを取っていて困るのは共通のものさしが
無い場合です。一番分かりやすいのは通貨でしょうか。物価の高低は
円に換算してみないと実感できません。海外旅行で電卓を持ち歩く方も
多いと思います。長さや重さの単位が違う場合も同様です。


単位が異なっていれば、普通は、理解の食い違いが無いように対応します。
契約書でも金額等を契約当事者のどちらの単位で記載するか考慮すること
でしょう。ところが、問題は単位が同じでその概念や内容が異なる場合です。
例えば時刻。契約書にある時刻が書かれていたとして、それは契約当事者の
どちらの時刻なのでしょうか?下手をするとこちらの夜中に相手の対応を
しなければならなくなります。どちらの時刻かきちんと明記すべきです。


●英文契約書では以下のような文言が記載されることがあります。


Licensor will provide telephone or e-mail assistance to
 Licensee between the hours of 9:00 A.M. to 6:00 P.M. of 
Licensor's local time from Monday through Friday.


「ライセンサーは、ライセンサーの現地時間の月曜日から金曜日の
午前9時から午後6時の間、ライセンシーに対して電話または電子
メールによる支援を行う」