【発効日:effective date】 ●「英文契約書なんて恐くない!」を読んでいると何度も出てくる言葉 です。つまり、それくらい注意が必要ということです。実務に携わって いる人なら、書類の発効日や有効期間の重要性は分かりますよね。 effectiveは、有効なという意味です。dateはもちろん日付。合わせると、 有効日付。つまり契約の発効日となるわけです。 ●最近は、コンプライアンス経営(法令遵守と呼ばれたりします)の 必要性が頻繁に主張されます。簡単に言うと、法令や倫理を守って仕事 をしましょうってことです。コンプライアンスの観点から、契約書の 発効日にうるさい会社も多いんです。契約書に実際に印鑑を押す日と 契約の発効日にずれがあるとダメらしいです。 契約書の押印は結構、社内手続きに時間かかります。1週間くらい、 すぐ経ってしまいます。個人的にはお互い合意の上なんだから、そんなに 目くじら立てなくてもいいじゃないと思うときもあるのですが・・・。 とは言っても、書類の偽造・不正使用の防止という観点からも、日付に こだわる意識は大切です。 ●契約書中では以下のように使われます。 This Agreement commences on the Effective date and shall continue in force unless otherwise terminated as provided herein. これを翻訳すると以下のようになります。 「本契約は発効日より効力が発生するものとし、本契約の規定により 解約されない限り、有効に存続する」 |