【有体の:tangible】


●tangibleは「有体の」「有形の」という意味の形容詞です。有形資産
という名詞として使われることもあります。有体とは簡単に言うと形の
あるものです。反対に権利等の形のないものを無体物、無形物と呼びます。
英語ではintangibleとなります。無形資産として、intagible asset
と記載されることもあります。


我々が普段目にする売買契約等では、対象はほとんど有体物ですが、最近
は知的財産と呼ばれる特許権、著作権、ノウハウなどの無体物を契約の
対象とすることも増えてきています。


●形の無い物にこそ本当に価値があると言う人もいます。車のCMでも
こう言ってますよね。「物より思い出」って。大量消費が当然の現代社会
では、人々の興味の対象は逆に精神的な部分に向かうのでしょう。でも、
思い出作るのも結構お金かかったりするんですよね〜。


●契約書中では以下のように使われます。

When confidential information is disclosed by means of documents
 or other tangible items, the items shall be labeled as to their
 confidentiality and the date of disclosure.


これを翻訳すると以下のようになります。

「書面、その他有体物により秘密情報を開示する場合、開示日および秘密
である旨をそれらの有体物に表示する」